ALS(筋萎縮性側索硬化症)

ALS(筋萎縮性側索硬化症)とは

ALSに悩む男性

ALS(筋萎縮性側索硬化症)は、運動神経が徐々に障害されていく進行性の神経難病です。
脳からの命令を筋肉に伝える運動ニューロンが障害されることで、筋力が徐々に低下していき、最終的には、呼吸筋も含めて全身の筋肉が動かしづらくなる(動かせなくなる)難病です。
ALSでは、思考や感情の働きは比較的保たれることが多いため、「体は動かなくても意識ははっきりしている」という点が特徴的です。
症状には個人差がありますが、手足の力が入りにくい、箸が持ちづらい、歩きにくい、ろれつが回らない、声がかすれるといった初期症状から始まり、徐々に全身の筋力の低下が進行していきます。
進行とともに、日常生活の動作が困難になり、やがて呼吸や嚥下(飲み込む動作)にも影響を及ぼします。

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ALSの原因と診断

車いすに乗っている男性

ALSの原因はまだ完全には解明されていませんが、家族性ALS(遺伝性)と孤発性ALS(非遺伝性)があり、多くの方は孤発性で発症することが分かっています。
遺伝子異常や環境因子、加齢など、複数の要因が関与していると考えられています。
中年以降いずれの年齢の人でもかかることがありますが、最もかかりやすい年齢は60~70代といわれています。※まれにもっと若い世代での発症もあります。
診断は神経内科で行われ、症状の経過、神経学的検査、筋電図やMRI、血液検査などを総合的に判断して行います。
他の病気との鑑別が必要となるため、正確な診断には時間がかかる場合があります。

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ALSの治療とケア

現在の医学では、ALSの根本的な治療法はまだ確立されていません。
しかし、進行を緩やかにする薬剤の使用や、症状のコントロールによって生活の質(QOL)を維持するための治療が行われています。
治療としては、呼吸機能の補助(在宅酸素療法や人工呼吸器)、嚥下障害への対応(経管栄養)、リハビリテーションによる関節拘縮の予防や、コミュニケーション支援機器の導入など、日常生活を支えるための多面的なケアが必要になります。
また、進行に応じた生活環境の調整や、在宅医療、訪問看護、介護サービスの活用も大切になります。
患者様の希望に寄り添いながら、医療と福祉の連携を通じて、安心できる環境を整えることが重要です。

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薬院天神南さくらクリニックのALS診療

お見送りをしているところ

薬院天神南さくらクリニックでは、ALSと診断された患者様や、ご家族の不安や悩みに寄り添いながら、適切かつ専門的なサポートをご提供しております。
病気の進行に応じた治療や、他医療機関との連携、介護や福祉制度の利用支援やアドバイスなども含め、トータルでALSの患者様とご家族様をサポートいたします。

薬院天神南さくらクリニックは、福岡市中央区、薬院エリア周辺のかかりつけ医として、地域の皆様の健康を支えてまいります。
患者様お一人おひとりの状態に合わせた丁寧な対応を心がけておりますので、気になる症状やお悩みがあるという方は、どうぞお早めにご相談ください。

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