小児科 気管支喘息(土曜・日曜・祝日も診療)

小児科に来院した親子

小児喘息(小児気管支喘息)とは?

咳がひどい男の子

気管支喘息は、気道が慢性的に炎症を起こし、気管が狭くなることで呼吸がしづらくなる病気です。
小児喘息は乳幼児から学童期に多くみられ、喘息の発作的にゼーゼー、ヒューヒューといった呼吸音(喘鳴)が聞こえるのが特徴です。
発作が強くなると、呼吸困難を起こすこともありますので、適切な管理と治療が必要になります。

また、小児喘息は、風邪やアレルギー、気温の変化、運動などが引き金となって発作(呼吸の苦しさなど)が生じる可能性もあります。
日常生活の注意点をしっかりとケアしながら、未然に発作を予防して、健康な生活を送ることが重要です。当院は土曜・日曜・祝日も診療しています。

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小児喘息の原因

小児喘息(小児気管支喘息)は、気道(空気の通り道)が慢性的に炎症を起こし、気管支が過敏な状態になることで発症する疾患です。
気道の過敏性が高くなることで、些細な刺激でも発作的に気道が狭くなってしまい、急激に呼吸が苦しくなる「喘息発作」という症状が出現するようになります。
喘息の発症には、遺伝的要因と環境要因の両方が関与しておりますので、原因を突き止めて、適切な対応を行うことが重要です。

遺伝的要因

両親が喘息やアレルギー体質を持っている場合、子どもも喘息を発症しやすくなる傾向があります。
また、アトピー体質やアレルギー体質のある子どもは、気道が敏感になりやすく、喘息を引き起こしやすいと考えられています。

環境要因

環境因子も気管支喘息の発症や悪化に影響を与えます。
特に、以下のような要因が喘息を引き起こす、または悪化させることがあります。

  • ハウスダストやダニ、カビ
  • ペットの毛やフケ
  • 花粉
  • 風邪などのウイルス感染
  • 運動
  • 気温や湿度の変化
  • タバコの煙(受動喫煙)

小児喘息は、遺伝的要因だけでなく、環境要因が大きく影響するため、発作を予防するためには、適切に生活環境を整えることが重要です。
室内の掃除をこまめに行い、ハウスダストやダニの発生を抑えることはもちろん、風邪をひかないように、手洗いやうがいを徹底するなど、日常の健康管理が非常に大切です。

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小児喘息の症状

小児喘息の主な症状は、発作的に起こる咳や喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒューという呼吸音)、息苦しさなどであり、「喘息発作(ぜんそくほっさ)」と呼ばれます。
喘息発作は気道が狭くなることで引き起こされ、特に夜間や早朝に悪化しやすい特徴があります。
喘息の症状には個人差があり、軽い咳だけで済む場合もあれば、強い発作により、呼吸困難のような状態になってしまうこともあります。
だからこそ、「喘息発作を未然に防止する」という考え方が非常に重要となります。

小児喘息の症状は早期の対応が重要

喘息が辛くて寝ている男の子

小児喘息は、適切な管理を行うことで、未然に発作を予防して症状をコントロールすることが可能です。
咳が続く、夜間の咳がひどい、運動後にゼーゼーするなどの症状が見られた場合は、早めに医師に相談し、適切な治療を受けることが大切です。
治療の他にも、以下のような「環境整備」や「生活習慣の改善」を行い、喘息発作が起こりにくい環境づくりを心がけてください。

環境整備

  • 部屋の掃除をこまめに行い、ハウスダストやダニを減らす
  • 布団や枕を定期的に洗う、または防ダニカバーを使用する
  • 換気をして室内の空気を清潔に保つ
  • タバコの煙を避ける(受動喫煙を防ぐ)

生活習慣の改善

  • 規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠をとる
  • 風邪やインフルエンザの予防(手洗いやうがい、ワクチン接種)
  • 気温の変化に注意し、寒暖差が大きい環境を避ける
  • 適度な運動を取り入れ、体力をつける(無理な運動は避ける)

小児喘息の治療

喘息の薬

小児喘息の治療は、発作を予防するための「長期管理」と、発作が起きたときに症状を和らげる「発作時治療」の二つに分かれます。
これらを適切に組み合わせることで、喘息のコントロールを行い、安心して日常生活を送れるようにしていくことが重要です。

喘息治療では、吸入薬が重要な薬剤となります。
お子さま自身がしっかりと吸入を行うことはもちろんのこと、ご家族や学校(保育園や幼稚園)などでは、周りの大人が適切に吸入薬を使用できるようにサポートすることが大切です。

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長期管理(コントローラー治療)

長期管理は、気道の炎症を抑え、発作の頻度を減らすことを目的とした治療です。
日常的に継続して使用することで、喘息の症状を安定させ、発作を未然に防ぐことが目的です。
長期管理の治療を続けることで、発作の回数を減らし、症状の悪化を防ぐことができますので、「症状がない時も使用を続ける」ことが大切です。
治療の効果を最大限に発揮するためにも、医師の指示に従い、継続的に服用(吸入)するようにしましょう。

発作時治療(リリーバー治療)

発作時治療は、急な発作が起こった際に気道を広げ、呼吸を楽にするための治療です。
症状が現れたときに素早く使用し、苦しさを和らげることが目的となります。
発作が軽度であれば、吸入薬で対応できることが多いですが、症状が改善しない場合や悪化する場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。
発作時の対応などは、事前に医師に確認するようにしましょう。

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薬院天神南さくらクリニックの小児喘息診療

小児科に来院した小学生

薬院天神南さくらクリニックでは、小児喘息の診断から治療、生活指導まで幅広く対応しております。
お子さまの症状に応じた最適な治療プランをご提案し、ご家族と連携しながら長期的な管理を行っていきます。
喘息は適切な治療を行うことで、発作を減らし、健康的な日常生活を送ることが可能です。
お子さまの咳が続く、ゼーゼーという音がする、風邪を引くと長引くといった症状がある場合は、どうぞお早めにご相談ください。

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