子宮頸がんワクチン(9価)
子宮頸がんワクチンとは

子宮頸がんワクチンは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を予防するためのワクチンです。
子宮頸がんの多くはHPV感染が原因とされており、特に「ハイリスク型」と呼ばれるウイルスへの感染ががん化のきっかけとなることが知られています。
桜クリニックで採用している9価ワクチン(シルガード9)は、これまでの2価(サーバリックス)・4価(ガーダシル)に比べて、より多くのウイルス型に対応していることが特徴です。
シルガード9(9価ワクチン)は、合計9つのウイルス型(HPV6、11、16、18、31、33、45、52、58)に対して予防効果があり、子宮頸がんのほかにも、尖圭コンジローマなどの効能効果も有しています。
ワクチンを接種することで、将来的な子宮頸がんのリスクを大きく減らすことができるため、若年層の女性を中心に、定期接種として推奨されています。
シルガード9の定期接種に関して
令和5(2023)年4月から、シルガード9も定期接種の対象として、公費で受けられるようになりました。
また、平成9年度~平成19年度生まれまで(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)の女性で、通常のHPVワクチンの定期接種の対象年齢の間に接種を逃した方も、公費でシルガード9を受けられるようになりました。
詳細)厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_9-valentHPVvaccine.html
桜クリニックでの子宮頸がんワクチン接種について

桜クリニックでは、9価の子宮頸がんワクチン(シルガード9)を取り扱っており、定期接種対象者の方は公費での接種が可能です。
対象年齢を過ぎた方も、任意接種として自費で接種することができますので、まずはお気軽にご相談ください。
また、接種前には、医師がワクチンの内容や副反応の可能性について丁寧に説明を行い、ご納得いただいたうえで接種を進めていきます。
基礎疾患がある方、何らかの治療を実施されている方、サプリメントや健康食品との相互作用など、ご不安な点がある場合も、どうぞ遠慮なくご相談ください。
子宮頸がんは、初期には自覚症状が少なく、発見が遅れると生命に関わるような重篤な疾患ですが、適切な対策で「予防できるがん」のひとつです。
ワクチンと定期的な検診の組み合わせで、リスクを最小限に抑えることも可能ですので、どうぞお早めにご相談ください。
9価子宮頸がんワクチン「シルガード9」の詳細
子宮頸がんワクチンには様々な種類があり、それぞれによって予防できるウイルスの「型」が異なります。
シルガード9は「9つの型のウイルス」を予防できるワクチンであり、その中でも、子宮頸がんの原因の80~90%を占める、7種類のHPV(HPV16/18/31/33/45/52/58型)の感染を予防することができるため、非常に効果的に子宮頸がんの予防を行うことが可能です。
効能効果
ヒトパピローマウイルス6、11、16、18、31、33、45、52及び58型の感染に起因する以下の疾患の予防
子宮頸癌(扁平上皮癌及び腺癌)及びその前駆病変(子宮頸部上皮内腫瘍(CIN)1、2及び3並びに上皮内腺癌(AIS))
外陰上皮内腫瘍(VIN)1、2及び3並びに腟上皮内腫瘍(VaIN)1、2及び3
尖圭コンジローマ
用法用量
9歳以上の女性に、1回0.5mLを合計3回、筋肉内に注射する。
通常、2回目は初回接種の2ヵ月後、3回目は6ヵ月後に同様の用法で接種する。
9歳以上15歳未満の女性は、初回接種から6~12ヵ月の間隔を置いた合計2回の接種とすることができる。
接種間隔や接種スケジュールの詳細は、厚生労働省のサイトをご確認いただくか、医師までご相談ください。
参考)厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_9-valentHPVvaccine.html
子宮頸がんワクチン接種は桜クリニックにご相談ください

桜クリニックでは、患者様お一人おひとりに寄り添った丁寧な説明と、安心安全なワクチン接種を行っております。
子宮頸がんワクチンのご予約やご相談も随時受け付けておりますので、ご不安やご質問がある方は、お気軽にご連絡ください。
福岡市中央区・薬院エリアで子宮頸がんワクチン(9価)の接種をご検討中の方は、どうぞお気軽に桜クリニックまでご相談ください。
Reserve
ご予約
ご予約はお電話の方がスムーズです。
TEL:092-982-8600
診療時間:年中無休 10:00-20:00(日曜は18:00まで)